長野県泰阜村・松島村長、「安心の村は自律の村」
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22日、住民が主人公の県政をめざす研究集会が福島大学で開催されました。雇用、医療、市町村合併、教育、まちづくりなど5つの分科会に分かれて討論し、午後は長野県泰阜村の松島貞治村長の記念講演でした。
泰阜村は、長野県の最南端にあり人口約2300人、高齢化率38%の過疎の山村です。県内では会津の舘岩村ぐらいでしょうか。松島村長は、「合併すれば周辺部にされてしまう。合併で村は救えない」と自律の村をめざすことを決めたこと。「役場は村民のよりどころ、合併すればよりどころがなくなる。住民に身近だからこそ政策決定が素早くできる」と村のよさを強調しました。役場職員を経て10年前に初当選、以来一貫して在宅福祉の村づくりをすすめてきた松島村長は、たとえ国が交付税をさらに削ったとしても福祉だけは削らない。その代わり助役を置かず、村長と職員給与を20%カット(ただし職員の数は減らさず)など削れるところは削ると明確です。
最後に、松島村長は「公務員・行政は誰のためにあるのか。首長や議員は誰によって選ばれたのか」と問いかけ、「職員はできないことの説明より、住民の悩み聞き、一緒に解決できる方法を考えること。住民から選ばれた首長や議員は、住民のくらしを守る責任がある」と結ばれました。ぐっとくる話でした。
<5月24日>
<活動日誌>
5/25 伊達ジャスコ進出予定地視察
26鏡石町長と懇談
276月議会に向けた知事申し入れ
29編集会議
高齢者会をよくする女性の会総会
男女共同参画実態調査報告書完成
記念シンポジウム・交流会
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