今年10月から重度心身障がい者医療費補助見直しで
県内障がい者へ8億円もの負担増
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今月2日、来年度の県予算案の概要が示されました。全学年への30人学級拡大は評価できるとしても、見逃せないのは新たな県民への負担増です。森林環境税(年間1人1,000円)などの新税や県立高校の授業料値上げがもりこまれています。
中でも重度心身障害者医療費補助事業の一部自己負担導入は重大です。昨年6月に腎臓病患者団体が県に申し入れをした際、県が導入を検討していることがわかり、昨年夏の県知事選挙でも、各民主団体の県交渉や県議団の予算要望でも、繰り返し導入しないよう求めてきました。
先週、あらためて県の障がい者の担当に確認したところ「限られた予算枠では、やむをえない。入院も在宅と同じように食事代は自分で負担してもらいたい。半年間の周知期間をおき、今年10月から実施したい」と来年度から導入すると言明。でも、そもそも入院患者の食事は治療の一環ではなかったでしょうか。カットされれば、新たに1日780円(低所得者は300円〜780円)、1ヶ月で2万3,400円もの負担、低所得者でさえ9,000円もの負担となり、総額8億円もの負担が重度障がい者におそいかかってくるのです。しかも、厚生労働省は同時期に別の医療費負担増を検討しているといいます。知事のいう「いのち、人権、人格の尊重」どころか全くつめたい仕打ちです。また県が補助している4億円といえば、小名浜人工島のケーソン2個分と同じ。なのにこちらはやめません。急いで県に抗議の声を集中し撤回させましょう。
<2月6日>
<日程>
2/7 郡山原水協理事会
8 議会運営委員会
帝京安積高校教師銃撃事件7周年集会
11 編集会議、宣伝行動
13 市後援会総会
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