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「つくる会」教科書を採択しないよう県教委へ申し入れ
今年8月4日までに、全国一斉に来春から使用される中学校の教科書の採択が行われます。
今年は「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史・公民教科書が4月の文科省の検定に合格したため、いっそうの警戒しなければなりません。
この問題で10日、県政をつくる会は県教委へ要望書を提出し懇談しました。県教委は、「採択の権限は県教委になく、最終的には市町村教委が決める」「検定で合格した教科書なので、どうこう言えない」などと、自ら検証する気配もなく全く官僚的答弁に終始。それどころか、今年初めて各教科書の特徴を「数値化」して配布するといいます。これは2月県議会で自民党県議から指摘され具体化したものです。交渉後に取り寄せましたが、教科ごと各会社1ページずつの膨大な量です。これでは教科書の質的な特徴はさっぱりわからず、「つくる会」の教科書の問題点も見えにくくなっています。
扶桑社の歴史・公民教科書は、とても教科書として耐える中身にはなっていません。天皇中心の歴史観が特徴で、明治憲法をたたえ、現憲法の戦争放棄、国民主権、基本的人権の尊重、男女平等に反対しています。特に過去の日本がおこした侵略戦争の反省がなく、原爆の犠牲者や太平洋戦争のアジアの2千万人の犠牲者数も書かれていません。もし採択されたら県の中国・韓国との交流事業も難しくなるでしょう。こんなでたらめな教科書を子どもたちに渡すわけにはいきません。
県内の教科書展示会はまもなく始まり、6月17日より7月6日までの2週間、郡山では橘小学校などで行われます。自由に公開され、意見・感想も書けまあすので、ぜひお出かけ下さい。
<6月14日>
(活動日誌)
6/14 議運
15〜17 委員会視察(中通り)
18 今泉女子専門学校
フェスタ
19 県母親大会
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