学校内事故がなぜ続くのか
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ここ数年、県内でも学校の授業や部活中に死亡する事故があいついで発生し、裁判に訴えるケースも出ています。
昨日は、こうした「学校安全のあり方を考える」講演会に参加しました。これは、「子どもの命と人権を守る福島の会」が初めて主催したものです。
冒頭に、県内の事故被害者3家族の報告がありました。04年7月坂下町営プール内で死亡した当時6歳の娘さん、同年9月県立石川高校で潜水のテスト中にプール内で死亡した3年生の息子さん、03年10月須賀川市内中学校で柔道の部活中事故にあった娘さんです。このお子さんは奇跡的に一命をとりとめましたが、意識が回復しないまま現在も入院中です。いずれも新聞等で報道されましたが、それにしても朝元気に出かけたわが子が、変わり果てた姿で帰ってくるとはだれが想像できるでしょうか。
ところが、意外にも学校側がとった態度は、すぐに救急車を呼ばなかったとか、警察にまかせ学校自ら原因を究明しようとしないとか、事故原因は本人にあるかようにいわれたとか、学校が教育委員会に出す事故報告書(非開示)を開示したら、親の意見がほとんど反映されていなかったなど、耳を疑うようなことばかりでした。
講演された喜多明人早稲田大教授によれば、大体どこの学校でも共通しているとのこと。福島県は全国に比べて学校での事故が多いのではとの指摘がありましたが、行政側としては、現場の子どもも教職員も守れる支援体制を整えること。再発防止のための「学校安全条例」制定などが提案されました。
<10月16日>
*お知らせ〜今週19日、国連子どもの権利委員のクラップマンさん夫妻(ドイツ)が来福し、タウンミーティングを行います。福島市駅前こむこむ5時〜8時pm(参加費当日600円)。子どもからの発言もあります。めったにない機会ですので、ぜひご参加を。
[活動日誌]
10/17 喜多方建設事務所へ調査
18 トンネルじん肺キャラバン県交渉
19 国連子どもの権利条約「タウンミーティング」
22 私立幼稚園大会
〃 県内党議員学習会
23 〃
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