教員採用に関わる口利き行為の全容解明を求める申し入れ
福島県教育長
野地 陽一様
日本共産党福島県議会議員団
団長 神山 悦子
副団長 宮川えみ子
幹事長 藤川 淑子
教員採用に関わる口利き行為の全容解明を求める申し入れ
大分県における教員採用試験等をめぐる事件を受けて、本県も過去10年間の調査を行った結果、採用試験の公平性・公正性に疑問を抱かせかねない行為があったとし、今月22日教育長を「口頭訓告」処分、関与した職員ら15人を「厳重注意」処分としたことが公表されました。
教員採用試験が、一部の関係者によってゆがめられていたなどあってはならないことです。しかし、県議会議員の「口利き行為」があったとしながらもその具体的な氏名は明らかにされず、また、これまで議員等への合否の事前連絡が常態化していたことが判明したのに、なぜそうなったのかの解明も不十分です。
これでは、県民の信頼を取り戻すことはできません。今後の再発防止を図る上でも全容解明は欠かせません。したがって、以下の点を申し入れるものです。
- 教員採用試験をめぐるいわゆる議員等からの「口利き行為」や「働きかけ」が常態化していたという、過去10年間の調査内容の全容を県民に明らかにすること。
- 口利きや働きかけをしていた県議会議員については、県民に公表すること。
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