会津地方の大雪被害対策についての緊急申し入れ
福島県知事
佐藤 雄平 様
日本共産党福島県議会議員団
団 長 神山 悦子
副団長 宮川えみ子
幹事長 藤川 淑子
25日から降り積もった雪の影響で、会津地方を中心に車の立ち往生や鉄道の運休などが相次ぎ、会津地方では観測史上1位や2位の積雪を記録する地点が相次ぎ、歴史的な大雪の被害となっています。
福島地方気象台によると、25日の会津若松市内の積雪量は94センチで、1953年の観測開始以来、2番目に高いものでした。金山町、西会津町、猪苗代町などの観測所でも、観測史上最高値を記録しています。
こうした記録的な大雪によって、交通機関も国道や県道、JRを中心にまひ状態となり、生活に大きな影響を与えています。
また、会津地方では大雪の影響で電線が切れるなどの被害が相次ぎ、柳津町・三島町・金山町・昭和村の4つの町と村で26日から停電が続いています。さらに27日夜、西会津町と北塩原村で新たに停電が起きています。停電は、長いところでは28日で3日目になる世帯もあります。
農業被害もパイプハウスの倒壊などを中心に広がっており、会津若松市の北会津地区では、農業用ハウスの倒壊が20棟、ぶどう棚の倒壊、果樹の枝折れなどの被害も出ていると情報が寄せられています。
今回の大雪につづき、さらに年末から新年にかけて大雪が予想されており、県として各方面との連携を図り、対策をとられるよう申し入れます。
1 生活に大きな影響を与える停電の復旧に向けて東北電力との連携を強め早急に対応すること。
2 国道・県道の迅速な除排雪を図るとともに、市町村道の除雪費の支援強化、歩道、生活道路の除雪にも万全の対策を行うこと。
3 一人暮らしや高齢者世帯の屋根の雪下ろしや健康面の支援をはかること。
4 救急医療や人工透析患者などへの対応に万全を尽くすこと。
5 農林業の被害調査と救済対策を急ぐこと。
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