医大発注工事汚職事件の全容解明と再発防止を求める申し入れ
10月15日、福島県立医大の建築工事発注に絡んで収賄の疑いで県土木部の建築技師と業者など3容疑者が逮捕され、県庁や県立医大が家宅捜査を受けました。
東日本大震災、原発事故の甚大な被害で県民が塗炭の苦しみにある最中に、復旧・復興に主導的な役割を果たすべき県職員がかかわったこのような事件が明らかになったことは極めて残念なことです。
逮捕された建築技師は、同大に派遣されていた2009年2月頃、工事発注に絡み、工務店に便宜を図った見返りとして、現金100万円を受け取ったと容疑と伝えられています。
県は、公共工事の贈収賄事件を受けて、法令遵守に関するガイドラインを作成し、職務規律の徹底をはかってきたとされていますが、この事件によってその内容が根本から問われます。
現在、捜査当局による取り調べがすすめられていますが、事件の全容解明と再発防止策を求めます。
1、事件の全容解明は、県自らの調査とともに第三者による調査を行うこと。
2、県職員を派遣してる機関も含めて入札制度のあり方を検証し、再発防止策をとること。
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